第13回 共済あいち フォトコンテスト

今年で13回目を迎える「共済あいちフォトコンテスト」の審査結果がまとまりましたのでお知らせします!
第13回は、応募者50名・応募点数57点(一眼レフ部門26点/コンパクトカメラ部門31点)のなかから12点を入賞作品に選ばせていただきました。
入賞された方には賞品をお贈りします。みなさん、ご応募ありがとうございました。

一眼レフ部門

最優秀賞

光のおもてなし

光のおもてなし

加藤 陽介さん(みよし市)

堂々とした日本伝統建築の姿。光が差し込むことでその美しさが増幅されて伝わってきます。「光のおもてなし」というタイトルも、この家に鑑賞者が迎えいれてもらえることを想像させてくれる良いタイトルで、おもてなしと同時に堂々とした存在感の強さも感じます。それはこの被写体がもっている時間の長さや歴史なのでしょう。

富士山と湖畔

富士山と湖畔

林 浩司さん(海部東部消防組合)

少しモヤのかかった感じ、完全に晴れていないところや雲の様子、緩やかな波紋、あまり色彩の強くない所がモノトーンのようなイメージとなり幻想的で絵画的な作品です。画面左のカヤックと人物の存在もこの写真の画面を立体的な印象にすることに役立っていますね。

あんよではーと

あんよではーと

T.Iさん(北名古屋水道企業団)

かわいさと生命力の両方を兼ね備えた作品となりました。足の指にもう少しピントがあっていて、足と指の描写がシャープになっていたら更に上位入賞を狙えたかもしれません。それでもイメージ的に素晴らしいので佳作としました。タイトルも愛らしくてよかったですよ。

Cleared to land

Cleared to land

服部 直樹さん(弥富市)

太陽が沈んでしばらくしてからの夕景でしょうか。空の色のグラデーションと街のあかりが美しく捉えられており、空と街の光のバランスがよいこともこの写真の美しさを演出しています。気軽に旅行を楽しむことができない今はとても貴重な風景にも見えてきますね。

春暖

春暖

中村 千恵さん(豊山町)

幻想的な作品です。柔らかくぼけた世界の存在で揺れ動くようにも感じられ、その世界の色のにじみが独特の描写として存在していますね。光の入り方、色の重なり、レンズの描写などによってさまざまに変化する世界で、楽しみを発見しながら作品制作を続けて欲しいと思います。

『行くぜー。がぁお゛ぉ~~』

『行くぜー。がぁお゛ぉ~~』

早川 隆司さん(西知多医療厚生組合)

この臨場感に笑いがこみ上げてきました。主人公2人の表情のコントラストがとてもいい感じで笑わせてくれます。背景が運動会を見る側の視点を感じさせてくれますね。画面下部の運動場を人物の影のところくらいまでトリミングすると主人公の2人が強い存在に見えてくると思います。

コンパクトカメラ部門

波の呼吸

波の呼吸

盛田 ひかるさん(常滑市)

最初見たときから「気になる」写真でした。超ローアングルで撮影することでかなりの迫力が感じられる作品です。小さな波もアングルを変えると迫力がでてきますね。波の動きもしっかりと止まっていて動感がでています。この写真には「静」と「動」が同居しています。

はじめてのスイカ割り

はじめてのスイカ割り

ツインズくんさん(尾張旭市)

通常だと4人並んでカメラ目線の記念写真を残すシーンだと思うのですが、こども達が四者四様でバラバラな感じ、そこに面白みがあります。割れたスイカは季節感と「赤」の色合いで雰囲気を豊かな感じに仕上げるのに役立っています。スイカが無かったらかなり地味だったでしょう。

森とおはなし

森とおはなし

ゆうちゃんさん(南知多町)

生き生きとした表情と仕草。堂々とした姿は鑑賞者に希望を与えてくれます。顔が少し上に向いていること、瞳に光がしっかりと入ることで更に生命力があふれる表情をとらえ、右手の開いた指は開放感を与えてくれます。威風堂々。素晴らしい瞬間になりました。

雪の金閣

雪の金閣

近藤 紗帆さん(みよし市)

雪の金閣寺の美しさを改めて認識させてもらいました。青空がみえるとさらに雪晴れのイメージは強くなったと思います。水面に反射する姿も美しく、良い条件に恵まれたこの静かな美しい風景を見つめるカメラの数はどれくらいだったのでしょうか?この写真を見ながら想像しました。

夕日に染まる船の横顔

夕日に染まる船の横顔

水野 弘淳さん(蒲郡市)

漁港か船工場に揚げられた船。夕日に映える存在感を美しく感じました。船のボディーの素材感、ディティールが強く描写されています。大胆に船を切ったフレーミングが特徴です。
全景を入れていたら「船の横顔」というイメージはおそらく弱くなっていたでしょう。

愛棒

愛棒

中島 紅倫さん(稲沢市)

「安心して過ごせる距離感、日常的に動物と接している距離感」が出ています。この写真のフレーミングはその愛おしい距離感を無駄なく伝えています。社会的に様々な場所で「距離」を縮めにくい現在の状況下でこのような写真は気持ちを非常に和ませてくれます。

総 評

今回は様々なバリエーションの作品が集まりました。
一眼レフ部門には比較的構図などもしっかりした作品が多く、コンパクトカメラ部門では楽しみながら撮影している作品が多かったように思います。それぞれのカメラの特性が作品の特徴にも出たように思います。
固定概念はイメージの世界を窮屈にします。新しい世界をどのように表現していくのか今後の課題だと感じました。ご自分の過去作品を丁寧に検証することをおすすめします。また、使用しているカメラを変えてみると別世界が撮影できるかも知れません。新鮮な作品の出現を待っています。

審査・総評・アドバイス 写真家 松原 豊(JPS)

中部地方の雑誌・企業広報誌などを中心に活躍中。また、里山や街の風景を写真記録することをライフワークとしています。

写真を応募するときのアドバイス

「シャッターチャンスと写真を選ぶ楽しみ」

最近のカメラは「連写」モードがあります。動きや表情を追いかけるときには使うことも多いですね。
連写モードで沢山撮影された写真をじっくり見てみましょう。撮影現場では見えていなかったことやおもしろさなどに気づくことができます。
撮影したときは「この瞬間がベストだ!」と思っていても、見直すとその写真の前後で「面白い!」と思う瞬間に出会うことはよくある話です。傑作はベスト写真の前後に眠っているかも知れません。未経験の方は使い方を調べてぜひ挑戦してみてください。