第11回 共済あいち フォトコンテスト

今年で11回目を迎える「共済あいちフォトコンテスト」の審査結果がまとまりましたのでお知らせします!
第11回は、応募者45名・応募点数53点(一眼レフ部門28点/コンパクトカメラ部門25点)のなかから12点を入賞作品に選ばせていただきました。
入賞された方には賞品をお贈りします。みなさん、ご応募ありがとうございました。

一眼レフ部門

最優秀賞

お昼寝

お昼寝

おっちゃんさん(尾張旭市)

毛並みや髭にあたる光が立体感を強め、美しく描写されています。作品を並べたときに真っ先に目に飛び込んできました。丁寧に写真を写していることが好印象で、「お昼寝」というタイトルもこの写真との相性を良いものにしています。

私も撮ってあげる!

私も撮ってあげる!

春父さん(西尾市)

撮影者と仲良く一緒に桜並木をカメラを持って散歩したときに撮られたのだと思います。「私も撮ってあげる!」という気持ち、空気感に溢れているところがよいところです。横から差し込む斜光線の光も写真をドラマチックに仕上げていますね。

木漏れ日

木漏れ日

暮石 陽子さん(江南市)

優しく柔らかな印象を受ける作品は、カラーネガフィルムで撮影されたそうで納得しました。背景がしっかりとボケていることでポートレートとして人物の存在、印象を強くしています。背景のボケの光の感じも不思議な感じにさせてくれますね。

はるがきた♪

はるがきた♪

ノブコさん(武豊町)

超ローアングルで、虫から見る土筆の風景を感じられる作品。土筆の「にょきにょき」とした感じが良く伝わってきて、春のエネルギーを感じます。順光に近い光線で土筆の細部を細やかに描写しながら青い空も鮮やかで、立体感の強い作品になっています。

パパ友と子ども達

イシュマエルさん(長久手市)

負けたくない!

負けたくない!

早川 隆司さん(西知多医療厚生組合)

この表情と動きがユーモア賞の決め手となりました。画面左に一緒に競争している子どもが入っていることがタイトルを強調し、ユーモラスにしています。「負けたくない」という気持ちの伝わるいい瞬間の写真です。

コンパクトカメラ部門

ぺろん

ぺろん

高井 愛さん(武豊町)

凄い迫力、こちらの顔をなめられそうなライブ感があります。特に舌の描写は動きと共に圧巻です。舌鼻以外はボケていることでこの作品の印象を強くしています。撮影機材はiPhoneということも驚きでした。決定的瞬間をこれからも撮影して欲しいと思います。

まもなく夏。

まもなく夏。

近藤 紗帆 さん(みよし市)

素晴らしい青色の空と立体的な雲に惹かれました。海面のパターン的に配置された釣り筏のような存在も画面の立体感を強める役割をしています。夏がはじまる濃い季節感を感じさせてくれます。

こう見えて喜んでます笑

こう見えて喜んでます笑

ココのすけさん(長久手市)

気持ちよさそうな脱力的作品で、見る人を和ませてくれます。半目を開けているのがこの作品の脱力感をかなり増強しています。光の当たり方も心地よさを強調していると共に毛並みもきれいに描写され、よくかわいがられているのが伝わってきます。

愛知のキャンドルナイト

愛知のキャンドルナイト

まろさん(蒲郡市)

少し暗めな色が幻想的です。アンバーな色(オレンジ色)で作品を仕上げていることもイメージを強くしています。二重露光という手法による画像を重ねることで幻想感はより強くなっています。

兄弟風呂

兄弟風呂

松下 留美さん(新城市)

とても楽しく、はしゃいでいる声が今にも聞こえてきそうです。兄弟でいつまでお風呂に入るのかな? これからも家族生活の何気ない日常の延長にある1シーンをたくさん撮影していきましょう。

赤い糸

赤い糸

加藤 陽介さん(みよし市)

面白い! 餌をとりあっているシーンですが写真で見ると繋がっているように感じます。タイトルを「奪い合い」ではなく、「赤い糸」としたところにユーモアを感じました。さらに、そんな2匹を見つめている画面左の魚がユーモア性を強めています。

総 評

今回の最優秀賞は一眼レフ部門では「静=silent」、コンパクト部門では「動=dynamic」な作品が選ばれました。どちらも動物の写真ですが、静と動のどちらも表現できることがわかります。また、フィルムカメラでの作品が選ばれたことやコンパクト部門でのiPhoneで撮影した写真が上位入賞を達成していることも特徴です。スマートフォンを含め身近なカメラで質の高い作品制作が可能になってきたことを改めて感じています。近年では、ミラーレスカメラなど新しいタイプのカメラもでてきました。私たちは様々なカメラを使うことができ、それは作品を作るときのツールとして選択することができるようになったといっても過言ではないでしょう。これからもカメラの特性を生かしてさらに写真を楽しんでいきましょう。

審査・総評・アドバイス 写真家 松原 豊(JPS)

中部地方の雑誌・企業広報誌などを中心に活躍中。また、里山や街の風景を写真記録することをライフワークとしています。

写真を応募するときのアドバイス

写真をコンテストで選ぶ場合、写真と共にその写真にどんなタイトルがつけられているのかも重要なポイントになります。写真が素晴らしくてもこのタイトルはなんだか合わないな、説明しすぎだなと違和感を覚えることもあります。作品レベルがほぼ同等の場合は作品とタイトルがよくマッチした作品が選ばれることが多いです。見る人に少し余韻を感じさせて想像を喚起させてくれるようなタイトルが良いようです。写真に限らず様々な作品のタイトルを見て研究してみてください。