第19回 共済あいち フォトコンテスト

今年で19回目を迎える「共済あいちフォトコンテスト」の審査結果がまとまりましたのでお知らせします!
第19回は、応募者56名・応募点数62点(一眼レフ部門23点/コンパクトカメラ部門39点)の中から12点を入賞作品に選ばせていただきました。
入賞された方には賞品をお贈りします。みなさん、ご応募ありがとうございました。

一眼レフ部門

最優秀賞
軽トラが似合う

軽トラが似合う

鈴木崇仁さん(みよし市)

草むらを歩く子ども、その後ろには1台の軽トラック。特別な出来事ではない、ごく日常の風景です。しかし、その何気ない場面に目を向け、写真として残したことで、この場所で暮らす時間まで見えてきます。身近な日常をよく見ること、その中に写真を見つけることの大切さを感じさせてくれる作品です。

青春の炎

青春の炎

岡本 みなみさん(弥富市)

勢いよく立ち上がる炎と、両手を広げる若者たちの姿が強い印象を残します。激しい動きの中で人物の配置と火の流れがうまく重なり、祭りの熱気と高揚感が一枚の画面に凝縮されています。決定的な瞬間を逃さず捉えた力強い作品です。

100万ドルの日常

100万ドルの日常

山田 堅斗さん(みよし市)

3人の子どもが並んで寝転ぶ、何気ない日常の一コマ。表情や仕草の違いが楽しく、3人の距離感やその場の空気まで伝わってきます。タイトルからは、日々の時間のかけがえのなさにも気づかされます。

1日のはじまり

1日のはじまり

majsphotoさん(日進市)

朝日が昇る空、水面に伸びる光、橋、そして船。それぞれの要素がバランスよく配置され、静かな一日の始まりが丁寧に表現されています。見慣れた風景の中から、光と時間の移ろいをすくい取った、端正で気持ちのよい作品です。

タ映えを集めて

タ映えを集めて

出口 始さん(武豊町)

逆光の中で両手を広げる人物の姿と、柔らかく差し込む夕方の光が印象的です。光を受け止めるような仕草と「タ映えを集めて」というタイトルが響き合い、何気ない一瞬が詩的な場面へと変わっています。

怒られちゃった

怒られちゃった

山中 真由美さん(江南市)

大きく口を開けたライオンと、その後ろから顔をのぞかせる子ライオン。「怒られちゃった」というタイトルが加わることで、人間の親子のような物語が見えてきます。動物の一瞬の表情を捉え、見る人の想像を楽しく広げる作品です。

コンパクトカメラ部門

ぎゅーっと

ぎゅーっと

中川 薫さん(みよし市)

大人と2人の子どもが、文字どおり 「ぎゅーっと」ひとつになった瞬間。笑顔や身体の重なりから、3人の親密な時間がまっすぐに伝わってきます。特別な演出ではなく、身近な人とのかけがえのない時間を自然に捉えた、温かさの残る一枚です。

目があった!!

目があった!!

小林 航也さん(稲沢市)

水槽の中の大きな生き物と、それを見つめる子ども、さらにガラスへの映り込みが重なり、ひとつの画面の中にいくつもの視線が生まれています。視線の重なりをうまく捉えた面白い作品です。

満月の立山

満月の立山

のんちゃんさん(大府市)

満月の光を受けた立山の雪景色と、夜空、そして眼下に点在する灯りが、静かなスケール感をつくり出しています。暗い時間帯の難しい撮影条件の中で、山の表情と夜の空気を丁寧に捉えた、落ち着きと奥行きのある風景作品です。

虹色の光に包まれて

虹色の光に包まれて

矢田久実さん(知多市)

大きく広がったシャボン玉が、ちょうど子どもの身体を包み込んだ瞬間を捉えています。虹色に輝く膜と周囲に浮かぶ小さな泡、遊びの途中の自然な動きが重なり、偶然だからこそ生まれた一瞬の美しさと楽しさが伝わってきます。

あなたはだあれ?

あなたはだぁれ?

馬場 睦さん(江南市)

地面にしゃがむ2人の子どもと、そこから長く伸びる影。日常の中で光がつくり出したもうひとつの姿に気づき、写真にしたところが魅力です。タイトルも、影との小さな出会いを楽しく想像させてくれます。

紅葉より、だんご

紅葉より、だんご

ナガエさん(尾張旭市)

美しい紅葉を前にしながら、子どもたちの関心は目の前のおだんごに一直線。夢中で頬張る表情と「紅葉より、だんご」というタイトルがぴったり重なり、このときの楽しい空気まで伝わってきます。日常の中の可笑しさを自然に捉えた一枚です。

総 評

今回も、家族との時間、旅先の風景、祭りや自然など、さまざまな写真が集まりました。審査をしながら感じたのは、写真は特別な出来事の中にだけ存在するものではないということです。家族の何気ない表情や仕草、身近な風景、ふと目に留まった光や影。カメラを通して、そんなささやかな日常を見つめ、記録しておくことも写真の大切な役割です。何気なく過ぎていく時間に目を向けた作品から、写真を撮ることの楽しさと、残すことの意味を改めて感じました。

審査・総評・アドバイス 写真家 松原豊

中部地方の雑誌・企業広報誌などを中心に活躍中。里山や街の風景を写真に記録することをライフワークとしています。

写真を応募するときのアドバイス

撮影時には、まず身の回りをよく見てみてください。被写体だけでなく、周囲の光や影、背景、人と人との距離や関係にも目を向けると、写真の中にさまざまなものが見えてきます。カメラを通して日常を改めて見つめてみる。そこから、普段は気づかなかった小さな発見が生まれることがあります。そして、ささやかな日常こそ何度も撮ってみてください。撮り続けることで、自分が何に惹かれているのかも少しずつ見えてくるでしょう。